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紅茶美味研究部

ティーカップを温める・温めないで紅茶を入れるとどのように温度変化するか【実験】

紅茶を入れる時、ティーポットとティーカップを先に温めておいた方が入れた紅茶が冷めにくいと言われていますよね。では、ティーカップを温めた場合と温めない場合で紅茶を入れた時、温度がどのように変化するのか実際に調べてみましたよ。皆さんが紅茶を入れる時の参考にしていただけたらうれしいです。

ティーカップを温める・温めないで紅茶の温度はどのように変化する?・用意したもの

ティーカップ2客(同じブランドの同じカップ)・熱湯・キッチン用温度計・ティーポット(容量450ml)・紅茶の茶葉

 

ティーカップを温める・温めないで紅茶の温度はどのように変化する?実験方法

1客のティーカップに熱湯を入れ、もう1客のティーカップは熱湯を入れない。熱湯を入れたティーカップは3分間熱湯を入れて温める。ポットは1分間熱湯を入れて温める。温まったポットのお湯はすて、茶葉をいれて3分間蒸す。熱湯を入れたティーカップのお湯はすて、それぞれのカップへ同じ量の紅茶を注ぎ、中の紅茶の温度がどのように変化するのかを調べる。

2客のティーカップの片方にお湯が入っている

(*左側のティーカップには熱湯はいれず、右側のティーカップは熱湯を入れてカップを温める)

室温は22.6℃。98℃に沸騰した茶葉を入れた熱湯を温めたポットの中へ。3分間蒸す。(ティーコゼーなし)蒸しあがり88.4℃の紅茶を温めたティーカップと温めないティーカップそれぞれに入れる。

2客のティーカップに入った紅茶の温度を計測

 

 

温度変化をグラフ化

紅茶温度変化の表

 

紅茶温度変化グラフ

 

 

ティーカップを温める・温めないで紅茶の温度はどのように変化する?温度変化に違いがある

10分間は温める・温めないで温度差あり

ティーカップを温めて紅茶を入れるのと、温めないで紅茶を入れるのでは、入れた紅茶の温度に違いがありました。入れてからおよそ10分後までは温めたティーカップの方が保温温度が高いですが、10分過ぎると温めたティーカップ、温めないティーカップどちらもさほど温度に違いがないようです。(同じメーカーの温度計を使っていますが、0.1℃~0.6℃程度誤差があります。)また、紅茶を蒸して注ぐ直前の温度は88.4℃。温めないティーカップへ入れた紅茶の温度は74.6℃、温めたティーカップへ入れた紅茶の温度は77.4℃。温度差はそれぞれ13.8℃、11℃。温めたティーカップへ入れた紅茶の方がその差が小さいことがわかります。温めないティーカップは温めたティーカップに比べ紅茶の熱の温度が奪われやすいことがわかりました。

 

この記事まとめ

・あらかじめ温めたティーカップと、温めないティーカップに同じ量の紅茶を入れてみて、紅茶の温度がどのように変化するのか調べた結果、入れてから10分程度は温めたティーカップの方が保温効果が高く、温めないティーカップと比べて明らかな温度差があった。
・10分過ぎるとティーカップを温めても、温めなくても入れた紅茶の温度はほぼ変わらなかったです。
・紅茶の飲み頃の温度は60℃~65℃と言われていますが、温めたティーカップの方が比較的長くその温度を保つことができるようです。

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